
テキサスホールデムの基本ルールと戦略を手ほどき
ルーレットやバカラ、ブラックジャックにポーカーはランドカジノだけでなく、オンラインカジノでも超定番ゲーム。
そのポーカーには、数多くのプレイスタイルがあり、その中でも特に人気が高いスタイルは、テキサスホールデムと呼ばれ、近年は特に世界中からアツい注目を浴びています。
定番ながらも一初心者にとって手が出しづらい気がしてしまうのも、テキサスホールデムにまつわるイメージの一つ。
普通のポーカーとの違いは? 無数にある役を覚えないといけないの? 賭けどころがわからない! そもそもテキサスホールデムって何?
こんな疑問や悩みを持ったプレイヤーもご安心ください。
テキサスホールデムのいろはを、インターカジノが徹底解説いたします。
♦テキサスホールデム♦ ポーカーとは?
一口にポーカーと言っても、その種類は多様です。
日本ではまだまだ知る人ぞ知る、というテキサスホールデムですが、実は世界ではこのポーカーが主流。
ラスベガスなどにある大規模なランドカジノのテーブルはもちろん、オンラインポーカーのトーナメントでも、テキサスホールデムポーカーのルールが採用されています。
テキサスホールデムは、プレイヤーごとに配られる2枚の手札、ならびにテーブルに置かれる5枚のコミュニティカード (共通カード) から作られる役の強さを競うポーカーゲームです。
インターカジノでテキサスホールデムをプレイする場合には、プレイヤー同士でのテーブルを囲んでプレイするゲームではなく、対ディーラーでプレイするテキサスホールデムとなっております。
オンラインカジノでは、テキサスホールデム特有の心理戦の要素がないので、初心者の方にも優しいのが特徴です。
テキサスホールデム人気の根強い理由の一つがゲームのシンプルさ。
複雑だと思われるテキサスホールデムの人気の理由が、シンプルさというのは意外な事実ではないでしょうか?
テキサスホールデムの基礎ルール♠役の種類は意外と少ない!
それではテキサスホールデムのルールの最重要事項、ポーカーの役について解説します。
テキサスホールデムの役はすべてのポーカーで共通であり、その数9種類。
数字の組み合わせか同一絵柄、あるいはその両方で組み合わされているだけなので、複雑な要素はありません。
役の強さは確率順に構成されています。つまり、出現確率が少ない役ほど強いということ!
それではテキサスホールデムの役をご紹介します。
- ハイカード(出現確率:約50%)
- 役が何もできていない状態のハンド (手札)
- ワンペア(約42%)
- 同じ数字のカード2枚が1組
- 例:2♡x2♠x5♢x8♡x10♡
- ツーペア(約4.7%)
- 同じ数字のカード2枚が2組
- 例:2♡x2♠x5♢x5♡x10♡
- スリーカード(約2.1%)
- 同じ数字のカード3枚
- 例: 2♡x2♠x2♢x5♡x10♡
- ストレート(約0.39%)
- 連続する5つの数字
- 例: 2♡x3♠x4♢x5♡x6♡
- フラッシュ(約0.19%)
- 同一絵柄のみ
- 例: 2♡x3♡x7♡x9♡x10♡
- フルハウス(約0.14%)
- ワンペアとスリーカード
- 例: 2♡x2♠x2♢x5♡x5♠
- フォーカード(約0.024%)
- 同一数字4枚のカード
- 例: 2♡x2♠x2♢x2♣x10♡
- ストレートフラッシュ(約0.0013%)
- ストレートとフラッシュ例: 2♡x3♡x4♡x5♡x6♡
- ロイヤルストレートフラッシュ(約0.00015%)
- 10xJxQxKxAで構成されたストレートフラッシュ
以上がテキサスホールデムでの役です。
強い役が出現した時、あるいは出現しそうな兆しが見える時に大きく賭けに出るのが、テキサスホールデムでの正攻法的な戦略とされています。
テキサスホールデムのルール♠同じ役が出たときは?
テキサスホールデムでは、複数のプレイヤーが同じ役を持っている時などあらゆる状況で勝敗がハッキリ区別できるよう以下の「ハンドルール」が設定されています。
数字の優劣
A→K→Q→…3→2という順番で優劣が決められています。同じ役が出たときは、役を構成するカードの数字に応じて勝敗が決められます。
テキサスホールデムのアクション一覧
テキサスホールデムで各ラウンド毎にプレイヤーが行えるアクションは、以下のいずれか1つ。
- ベット
- 他プレイヤーが賭けをしていない時に賭ける行為。ラウンド毎のテーブル上の最初の賭け。
- コール
- 他プレイヤーが賭けた額の同額を賭ける行為。
- レイズ
- 他のプレイヤーが賭けた額以上の金額を賭ける行為。
- フォールド
- ゲームから降りる行為。フォールドした時点までに累積した賭け額については、そのゲームの勝者への勝利金として回収されます。
- チェック
- 上記のアクションをせず、自分のターンをパスする行為。
チェックは相手の出方を見るのに有効なアクションですが、他のプレイヤーが既にベットをしている時には利用不可。
テーブルの誰かがベットした時、他のプレイヤーはコール・レイズ・フォールドのいずれかをしなくてはなりません。
また、「オールイン」というアクションも存在。所持金の全てを賭ける行為を指します。
全額を賭けることによりリスクは大きくなりますが、オールインならではのメリットが生まれることも。
それは他のプレイヤーが自分の全所持金より多い額のベットをした時。
その場合には所持金額を問わず、オールインをすることによりゲームの最後まで参加することが許されます。
勝負を仕掛ける・応じる・降りるというアクションに加えて、まだ誰も勝負を仕掛けていない時だけはパスも許されるというルールもあります。
テキサスホールデムのゲームの流れ
テキサスホールデムの役と基本ルールを覚えたら、あとはテキサスホールデムの流れを理解するだけです!
なお、テキサスホールデムを始める前に「ボタン」というポジションをいずれかのプレイヤー1人が請け負うように設定します(特に役割があるわけではありませんが、ゲーム進行の便宜上必要なものです)。
①ブラインドベット ♠ゲーム前の強制ベット♠
テキサスホールデムでは、各ゲームの初めに2人のプレイヤーが所定の金額をベットします。
ボタンの左隣りにいるプレイヤーがスモールブラインド、スモールブラインドの左隣りのプレイヤーがビッグブラインドと呼ばれます。
金額はテーブルにより異なりますが、ビッグブラインドはスモールブラインドより多くの賭け額を払うよう金額が設定されています。
初回ベットが完了すると各プレイヤーに2枚ずつのカードが配られます。
②プリフロップ ♠初めてのベット♠
初回ベットが完了すると、いよいよゲームが本格的にスタート。最初のラウンドは「プリフロップ」と呼ばれます。
このプリフロップでのみ、ビッグブラインドの左隣りのプレイヤーから賭けが始まるので要注意!ブラインドの二人は強制ベットによって既にゲームに参加済みとみなされているためです。
賭けの順番は時計回り。全てのプレイヤーがフォールド、あるいはテーブル内での最高賭け額と同額の賭けをしている状態になると、ゲームは次のラウンドへと駒が進みます。
もちろん、誰かがレイズをし続ければ、同じラウンド内でもテーブルを何周もすることがあります。
③フロップ ♠コミュニティカード登場♠
次のラウンド「フロップ」へ。フロップではテーブル上に3枚のコミュニティカードが配られ、賭けがスタート。
フリップ以降の全ラウンドは、ディーラーの左隣りのプレイヤーから時計回りにゲームが進みます。
④ターン ♠コミュニティカード追加♠
次は「ターン」ラウンドへ。コミュニティカードが1枚追加され、テーブルに4枚ある状態でゲームが進行されます。
⑤リバー ♠最後のコミュニティカード♠
最後のラウンドは「リバー」。5枚目のコミュニティカードが配置されます。
このラウンドの終了時点で二人以上のプレイヤーがゲームに参加していれば、いよいよ決着の時…
⑥ショーダウン ♠クライマックス♠
リバーの後はゲームは大詰め、「ショーダウン」となります。
残ったプレイヤーは手札を相手に明かし、最も強いハンドを持った人が総賭け額 (ポット) を獲得。
全く同じ強さのハンドを持ったプレイヤーが複数いる場合は、ポットを均等割りにして振り分けます。
ゲームが終了すると、ボタンとブラインドの位置が時計回りに1席ずつ移動し、新たなゲームが開始されます。
ここまでの流れがわかれば、あとはゲームに参加をして腕を上げるだけ…ですが! 備えあれば憂いなし、ここでテキサスホールデムでの戦略をご紹介いたします。
テキサスホールデムの戦略的なプレイとは?
テキサスホールデムで勝ちを収めるためには、状況に応じた戦略的なプレイが必要不可欠。
もちろん必ず勝てる戦略は存在しませんが、基本的な戦略を知っておけば不必要な負けを防ぐことができます。
具体的な戦略をご紹介する前に、テキサスホールデムの性質を再確認しましょう。
まず、プレイヤーの最終的なゴールは全てのテキサスホールデムの結果を通算して、できるだけ多くの勝利金を獲得することです。
そして当たり前のようでとても大切な点が一つ。
全てのゲームで勝利を収めることは、限りなく不可能に近いということ。
言い換えれば、どんなに上手なプレイヤーでも局所的には負けています。
それでもその日のゲームの通算では多くの勝利金を得られるのは、勝ちをできるだけ大きく、負けは小さくするよう工夫しているからに他なりません!
テキサスホールデムの戦略①:ポジションを見極める
テキサスホールデムでは、賭けの順番が遅ければ遅いほど有利な賭けができると言われています。
賭けの順番が後ろに回るほど、他プレイヤーの行動を観察できるからです。
もしあなたがボタンの時に他のプレイヤーが大きな賭けをしたら、それは自信の表れでしょう。
もちろんブラフの可能性もありますが、どちらにせよ自分のハンドの強弱を考慮したうえでアクションをすることができます。
これとは反対に、ラウンドの前半にそこそこのハンドで賭けると、強いハンドを持った後半のプレイヤーに賭け金を吊り上げられることがあるのでご用心。
ゲームへ参加したら、自分のポジションを見極めたうえで立ち振る舞いを決めましょう。
テキサスホールデムの戦略②:損切りを恐れない
先の例のように、先に賭けたはいいものの、他のプレイヤーが自信たっぷり…という時があります。
有利なハンドではないときに高額な駆け引きを仕掛けられたら、引くが得策。「もう$xx賭けちゃってるからフォールドはちょっと…」という未練だけから賭けに応じると、本当に強いハンドを持った人に負けてしまうので要注意。
判断はあくまでハンドの強さに基づき、勝算がなければ早めにフォールド。負けを大きくする必要はありません♪
テキサスホールデムの戦略③:強い時は弱者になろう
それでは反対に、強いハンドを持っている時にはどうしたらよいでしょうか。
そんな時はわざと弱い手札を持っているフリをするのも、テキサスホールデムの戦略の一つ。
良いハンドを引いたからといってあまりに強気なベットをすると、他プレイヤーがあなたを警戒してしまいます。
警戒しているプレイヤーが大きく賭けにでることはありません。
せっかく勝算が高いハンドを持っているのにポットの金額を増やせなければ、「勝ちを大きく、負けを小さく」というテキサスホールデムの基本を守ることができなくなってしまいます。
強いハンドを持っている時こそ、弱者のフリをしましょう。
そしてゲームの後半になり、相手が「せっかくここまで賭けたのだから最後まで!」という感情に流されたとき、賭け額を吊り上げてみてはいかがでしょうか。
テキサスホールデムの戦略④:目を離さない
先に述べたように、他のゲームと同様にテキサスホールデムには万能な戦略は存在しません。
しかし、相手の癖を見抜くことによって勝率を上げることは可能です。
ポーカーフェイスという言葉はあまりに有名ですが、表情によって相手のハンドの強さを見極めようとするのはテキサスホールデムでの常套手段。
表情だけでなく、どんなハンドの時にどんな賭け方をするのか?ブラフばかりする相手なのか?それとも慎重派なのかなど、全ての行動から相手の癖を読み解くのがテキサスホールデムの醍醐味。
相手を観察することは直接的な戦略にはなりませんが、戦略を練るためには絶対に必要です。
自分のターンが過ぎたからといって、よそ見をするのは厳禁!
テキサスホールデムのルールと戦略がわかれば、あとはテキサスホールデムの実戦で腕を上げるだけ!
インターカジノではビデオポーカーに加えて、ライブカジノでもテキサスホールデムをお楽しみいただけます。
それぞれに特徴があるので、その違いが気になる方は オンラインポーカー をチェックしてみてはいかがでしょうか♪